親子で矯正
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親子で矯正治療を
始めてみませんか?

小さなお子さまの歯並びを拝見すると、すでに不正が見られたり、将来的に歯並びが悪化することが考えられたりするケースをときどき見かけます。
とくに、保護者の方が矯正治療を経験されたことがない場合、お子さまの歯並びの悪さをつい見逃しがちです。
保護者の方とお子さまとで矯正治療に臨むと、お子さまにとっては心理的な負担が軽減されます。お互いに励まし合い、積極的に治療に取り組んでいただけます。
矯正治療は、お口の健康状態に問題がなければ何歳からでも始められます。お子さまの矯正治療をご検討される場合は、保護者の方もご自身の歯並び・噛み合わせについてチェックしてみてはいかがでしょうか。親子で矯正治療に取り組むことで、家族がお口の健康を保てるようになると考えています。
親子で矯正のメリット
- 01:
親子で痛みや違和感を共有できる
金属ブラケットやワイヤーが目立ち、外見に不安を感じることがあります。しかし、透明なマウスピースや舌側矯正など、目立ちにくい方法も選択可能です。これにより、治療中でも見た目の心理的な負担を軽減できます。ライフスタイルに合った矯正方法をご一緒に選びましょう。 - 02:安心感がある
矯正器具の装着直後や調整時には、歯の移動による痛みや口内の違和感が生じることがあります。しかし、これらの症状は数日で軽減します。 - 03:親子の口腔ケア意識が高まる
矯正装置の装着中は、ブラシが届きにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、通常以上に丁寧なオーラルケアが求められます。専用のブラシやフロスの使用方法について歯科医師から指導を受け、定期的な歯科診察で口腔内を健康に保つことが大切です。
ある親子の矯正治療例

ある親子がタニ矯正歯科クリニックにいらっしゃいました。ほかの歯科医院での虫歯治療中に「娘さんは噛み合わせが悪いので物を噛み切れず、噛まずに飲み込んでいます」と指摘を受けたことがきっかけでした。
当院に来院された娘さんは、当時10歳でした。上下の前歯の先端同士がぶつかり合い、臼歯の上下間に大きな隙間ができていました。前歯でしか物が噛めないため、充分に細かくできずに飲み込んでしまう状態でした。
娘さんの矯正治療を進めるなか、受け口で長年お悩みだったお母さまにも「矯正治療を受けてみたい」という気持ちが湧いてきました。そこから「親子での矯正治療」が始まりました。
お母さまは受け口の見た目以外にも、顎の怠さ、疲れやすさといった症状が見られたうえ、精神的なストレスも抱えていました。それまで何度か歯科医院に相談したことはあったそうですが、年齢のこともあり矯正治療を受けていなかったそうです。
しかし、近年は装置などの進歩もあり、成人になってから矯正治療をスタートする方も多くなっています。お2人で通院して治療に取り組んでいると、お互いの治療の進み具合に対する関心が高まり、思いやりが生まれ、それまで少なかった会話が増えたそうです。だんだんときれいになる歯並びを褒め合い、ときに励まし合うことで、最後まできちんと治療を受けられました。娘さんのおばあさまは、お母さまの受け口のことを長年心配されていたようです。そのため、2人の姿を見てとても喜ばれたそうです。
親子で矯正治療に一生懸命に取り組んでいただき、ご本人たちだけでなくそのご家族の喜びのお声を聞くことができた、当院としても思い出深い症例です。
リスク・副作用
矯正治療にともなう
一般的なリスク・副作用
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)生え揃第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生え揃ったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。